新型コロナワクチン接種についての質疑

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9時30分より、予算決算常任委員会を開催し、令和6年度長門市一般会計補正予算を審査しました。
近隣の循環器疾患の医療機関の診察時間縮小を受け、後期高齢者医療被保険者の健康診断において、現在、検査項目に入っていない心電図検査を追加することにより、循環器疾患の早期発見及び治療につなげていく後期高齢者心電図検査事業や、
長門湯本地区の「竹林の階段」において、竹の生育状況が悪いことから、土壌改良等による環境改善や、「菅無田公園」のつつじについて、殺菌処理等を行うことで景観改善を図り、観光施設としての価値を高めるために必要な予算が計上されました。
定住促進対策事業 433万4千円
空き家情報バンク登録物件の成約件数の増加に伴い、空き家リフォーム助成事業費補助金について、当初予算額を上回る申請が見込まれることから、必要な予算を追加計上し、さらなる移住者の受け入れを目指す事業です。
議員
議員

成約件数の増加について、その詳細をお伺いいたします。

執行部
執行部

空き家情報バンクの制度を利用して物件の売買または賃貸の契約が成立した件数ですけれども、令和6年度は8月末の時点で13件となっております。令和5年度の1年間の成約件数は21件ですので、昨年度を上回るペースで推移している状況です。

新型コロナワクチン接種事業 1億967万6千円
令和6年度から、新型コロナワクチン接種が定期接種(B類疾病)に位置付けられたことから、65歳以上及び60歳以上65歳未満の重症化リスクの高い方を対象として秋冬に1回接種(医療機関接種)を行う予算です。
議員
議員

このワクチンですが、種類があると思います。その中でもやはり合う合わないっていうのがだいぶあるという話を聞きまして、そのワクチンの会社の選択等ができるのかをお伺いいたします。

執行部
執行部

この度の定期接種で用いるワクチンにつきましては、オミクロン株の新系統「JN.1系統」のワクチンとなりまして、5社が国の薬事承認を受けております。どのワクチンを使用されるかにつきましては、各医療機関のご判断になりますので、接種予約の際に医療機関にお尋ねいただければと思っております。

議員
議員

ワクチン接種後に後遺症、色々頭がぼーっとしたり味覚障害が出たり等したという話をよく聞きました。この後遺症が発生した場合に、国、県等に任すのか、それとも長門市がある程度対応するのかをお伺いいたします。

執行部
執行部

万が一予防接種を原因とする重篤な健康被害が起きた場合には、その後遺症が予防接種を受けたものによるものであると厚生労働大臣が認定されたときは、長門市を窓口といたしまして、予防接種法に基づく予防接種健康被害救済制度による補償を受けることができます。

議員
議員
レプリコンワクチンについては治験とか安全性とか有効性が確認されたから薬事承認を受けてるんだと思うんですけれども、報道等を見ると、なかなかちょっとこの疑義が非常に個人的には持ってます。多分、ちょっとこの見解について担当課の課長、ちょっとどういう見解を持ってますか。こういう報道に接して。
執行部
執行部

各方面で、このレプリコンワクチンにつきましては色々副反応だとかそういったところの懸念が出ております。それは理解しております。ただ先ほど説明いたしましたけれども、国の薬事承認を受けている。そして医師の判断でどこの会社のワクチンを使うか、そういったところも判断されるということになっておりますので、現状のところ、我々のほうは正しいそういった判断で、もちろん打たれるのは市民ですので、市民もそういう効果、そして副反応、そういったところを判断されて打っていただければという認識でおります。

田中千秋
田中千秋

後期高齢者の方が対象ということで、ほとんどの方は主治医等が決まってらっしゃる方が非常に多いと思われます。なのでワクチンはいつものお医者さんに打っていただくというのが自然の流れかと思います。今回5種類のワクチンの種類がそれぞれ医療機関によって違うということは、選べると。どのワクチンを打つか選べるという状況に市民がなっているっていうこと自体を、後期高齢者の方は分かってらっしゃらないんじゃないかなっていう。情報の意味でなかなか疎い方もいらっしゃる場合は、広報紙とかで今回のワクチンは自分がどれを打つかを選べますと。それはそれぞれの担当医、主治医さんなどにご確認くださいというようなアナウンスをするべきではないかと思うんですが、担当課の見解をお伺いします。

執行部
執行部

ワクチン接種の広報につきましては、10月号の市報と、あとほっちゃテレビの文字放送、ホームページで市民の方に周知をする予定としております。10月号の広報につきましては、もう原稿のほうを提出しておりますので、ワクチンの選択についてっていう表記は実のところいたしておりません。今から文字放送、ホームページ等を皆さんにお示しするようになりますので、そちらのほうで、そういったワクチンの選択につきましては医療機関にご確認くださいというような表記をさせていただきたいと思っております

田中千秋
田中千秋

副市長にお尋ねいたします。今、ずっと質疑を聞いていらしたと思うんですけれども、この段に至ってワクチン、問題が色々出てきているというふうに認識を、皆さんしていると思います。国のほうも、コロナワクチンの後遺症に対して予算の増額をしておられます。長門市は「市民のいのちと生活を守る」という、このいのちということに関しまして、このコロナワクチン、いろんなところで反響、影響、賛否を含めて色々出てきておるんですが、長門市副市長の見解、この動きについての見解をお尋ねしたいと思います。

執行部
副市長

先ほど来、質疑をお聞きしておりまして、やはり市民の皆様にこのワクチンに対する疑念と申しますか、懸念が多いのはよく分りました。私も報道でしか見ておりませんけれども、最近、県内でもこのワクチンによって健康被害を受けたと、中には死に至ってしまったというケースが散見されるようになりました。それを、もちろん厚生労働省が認定した上で、補償制度が活用されているという報道も目にしております。したがって、このワクチンが決して万能ではないと、そして今回、5社のワクチンが薬事承認を受けたと、そして一つは、先ほど来、説明がありましたように、mRNAではないものが使われていると。そういったところで、2社が今回5社に増えていったわけですので、この日進月歩の薬事の関係、色々問題が起こることがあろうと思います。その点を、行政としても十分認識した上で、先ほどありましたように、市民に向けての周知、こういったところを長門市医師会としっかり議論して、ワクチン接種に臨んでいきたいというふうな所感を持っているところでございます。

他の予算についても委員より様々な質疑が行われたのち、採決が行われ、賛成多数で可決すべきものとしました。

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