10時より、総務産業委員会では「NPO法人ゆや棚田景観保存会」のみなさんとの意見交換会を活動拠点となる旧文洋小学校で行いました。
NPOでは棚田の保全の為の草刈りやハーブ栽培、ドッグランの運営などを行われ、夏には「棚田マルシェ」の開催等、農業と観光業の融合による地域活性化に取組んでいます。また、この地区は元乃隅神社にも隣接しており海に面した自然景観を活かした観光エリアとして一体的な振興が期待されています。
事業に携わる方からは、
「向津具半島だけで2万6千枚の棚田がありこれは市の財産だ。私たちは今の世代だけでなく、次の世代にどうやってつなげようかということをいつも考えている、だから棚田は荒れていくのが当たり前だという前提で話をされると腹立たしく思う」
「私たちが実績を作ってこんなに楽しく充実した生活をしているということを見せたい。楽しいことをいきいきとやっているところには人が集まってくると思っている。それが地域おこしであり町おこしであり、地域がまた皆で豊かになっていくのではないか」
「棚田の保全は非常に大切であり、私たちの仕事も棚田の保全があってのことだ。このことで美しい景観が守られ地域が潤っていき、自然と人とがもっと密接に繋がっていけば嬉しい」
「一次産業があってその他の産業がある。観光産業もそれを守る事で長門市の景観の美しさを観光客に伝えることができている。棚田の保全をこれからもしっかり取り組んでいくが、同じ考えで行政や議会にも連携して欲しい」
とのご意見をいただきました。
委員会では一次産業と地域振興の連携による問題解決に引き続き取り組んでいきます。
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