本日9時30分より予算決算常任委員会にて「議案第1号令和4年度長門市一般会計補正予算」について審査を行いました。
補正予算の総額は、6億5,913万5 千円の減額となり、補正後の予算規模は、212億9,748万5千円です。
中学校施設改修事業や地籍調査事業など、国の補正予算に関連する事業を前倒して実施するほか、各事業における入札減や執行見込み等に伴う予算調整を行っております。このほか、俵山多目的交流広場指定管理料等について債務負担行為の追加を行うとともに、繰越明許費として、年度内の事業完了が困難な30事業について、翌年度に繰り越すための措置や繰越額の変更を講じております。
財産収入の「不動産売払収入」に関して
不動産売払収入1,605万円の内訳について伺います。
収入の内訳は、三隅勤労者スポーツセンター横の三隅テニスコート跡地公売分1,308万3,000円、湊漁港用道路用地の残地公売分259万4,000円、その他法定外公共物である赤線、青線の用途廃止に伴う売払い3 件の37万4,000 円です。
企画費の「医療・福祉系人材確保事業」に関して
減額となった理由は?
本市への転入者や市内の医療・福祉分野の従業者数の割合など統計調査結果を基に対象者数を試算し予算計上していたが、本年度の相談者は9名、その内認定者が1名となったため不用額が生じた。
認定者数が少なくなった要因は、本事業が本年度の新規事業であり、各事業者の募集時における活用が限定的になったこと、また本年度の新卒者については、不利益を生じさせないことを前提に、令和5年度認定とすることにしたためである。
児童福祉総務費の「子どもにやさしい環境づくり事業」に関して
減額となった理由は?
生活困窮世帯などの中学生を対象とした学習支援を市内4箇所で開催できるよう予算計上していたが、申込者が少なく本年度は2箇所での開催となり、これに伴う学習支援員への謝礼の減額が主な要因である。補正予算については下記URLからご覧いただけます。
商工業振興費の「バス路線運行維持対策事業」に関して
増額になった理由は?
バス路線については、令和3年10月のダイヤ改正において19便を減便、廃止したが、運行車両の老朽化による維持経費の増加に加え、燃料費高騰に伴う経常経費の増加、またサンデン交通が運行する下関駅~大泊線の国庫補助広域路線の自治体負担分が想定よりも大幅増となったことにより補助金を増額するもの。
金子みずゞ記念館管理運営事業について472万4,000円の追加管理料については、
詳しく説明を求め議員の質疑も多くありました。
金子みずゞ記念館の本年度の歳入予算
(a)当初予算 | (b)現時点で 歳入見込み |
(a)-(b) | |
入館料 | 15,539,000 | 9,649,000 | 5,890,000 |
物品等販売収入 | 4,378,000 | 3,258,000 | 1,120,000 |
太陽光発電余剰電力売電料 | 4,000 | 2,000 | 2,000 |
19,921,000 | 12,909,000 | 7,012,000 |
この歳入と歳出の差が、570万3,000円となり、エアコン工事の請負費入札減等と相殺し、今回の472万4,000円の不足分を予算に計上しています。
コロナ禍の状況で入館者数も減っているのが原因だとの説明でしたが、センザキッチンの来られる方は増えております。何か手立てを考えておられるのかお伺いいたします。
現時点でセンザキッチンのお客様が、そのままみすゞ記念館の方に足が向かないというところもございます。今年度の秋から、みすゞ記念館と観光政策課で連携をしまして、休みの日が中心になりますが、センザキッチンで、みすゞ記念館のPRをさせていただきました。そうしましたら1日200名とか300名程度の送客ができたということがありますので時機を見て、そういった取組みを今後もしていきたいと考えております。
今後、入館者数が減った場合、必要となる経費を計上することを考えておられるのかお尋ねいたします。
基本的には今年度は災害級と言える、コロナに対する減収でした。今後こういったことがないように、事前の準備で人を呼んでいきたいというふうに思っているが指定管理者は公募ですので指定管理の仕様書を変更するということがなかなか難しいところです。その辺も考えながら、できれば赤字になったから追加するというような安易な考えではなく、運営を連携していけたらと思っています。
こういう中核施設だから間髪入れず出てくるかもしれないけど、小さいところも調査し、配慮されたのか?
今回あげました3館以外のところも各担当において調査した結果、現在の指定管理料でまわるというふうに判断させていただいたところは補正等の措置をしないということで、全体的に考えさせていただいた上で調査をしております。
みすゞ記念館の利用料収入減少の原因はコロナウイルス感染症だけだと捉えていらっしゃるんでしょうか
令和2年から、新型コロナウイルス感染症の影響というのは非常に大きいと考えております。それともう一つは、金子みすゞ記念館の入館者の形態がバス団体で、ルートに入っていたというところもあり、オープンからの入館者を見ても、東北震災の時には少し戻りましたけれど、ずっと年々減ってきておりますので、やはりその辺の影響もないとは言えないというふうに考えております。
センザキッチンで呼びかけをしたら、金子みすゞ記念館のほうに回ったと。情報発信とか、民間なので自分から売り込むっていう、そういう行動というところの指導というのをされたんでしょうか。
指導といいますか、お客を増やすためにはこういった方法というのもとっていただきたいということで、言うだけではなかなか説得力がございませんので、市の職員も一緒に立ち会ってやったということはしております。その後は、記念館もしくは文化振興財団の方が定期的に休みだと思うんですけれども、立たれてパンフレットを配られたりとか、そういったことをされてるというふうに聞いております。
その他の事業についても質疑がされ、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
(補正予算書)
https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/uploaded/life/45091_184021_misc.pdf
(補正予算説明資料)
https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/uploaded/life/45091_184022_misc.pdf
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