9月22日(水曜日)
本日9時30分より予算決算常任委員会がありました。
ほとんどが人事異動に関する予算の内容でした。私もえーーっと思ったのですが、4月の人事異動で人が動くとお金も動く。市の職員の給与は部署ごとの予算に組み込まれてますので、1人づつの給与の差額が移動によって部署の予算の増減に直結しているんです。
人事案件以外の補正予算もあり、私が気になっていることはいくつか質問しました。
特に長門市のキャンプ場のトイレリフォームについて。長門市はトイレ問題が色々ありますが、私はストーマ装着の方に対応したオストメイトのトイレを増やして欲しいんです。
今回の予算はコロナ感染予防のためにトイレを洋式にし、非接触の手洗機を増やすために行われますが、感染対策が必要なのは健常者だけではないんです。
ストーマを装着されている方は外見からは分かりません。でも、事故や病気で腎臓や腸にダメージを受けて人工的に排泄をするしかない方はいらっしゃいます。
以前私が働いていた石原プロモーションの渡哲也さんや私の義理の父もストーマを使っていらっしゃいました。
まだまだ日本では認識が低いし、オストメイトは少ないし、長門市では知らない方も多い。
出かける時は食事や飲み物を控えたりする方も多いと聞きました。
長門市が観光に力を入れるならば、この視点は外せないと思っています。
ペットと旅をしたい方はペットと同伴できる場所を探すし、小さい子供がいる人は子供が楽しめる場所を探す。同じように障害のある方も、自分たちが安心して楽しめる場所を探します。家族で旅行をする時は、家族内のマイノリティを大切に場所を選ぶんです。
全国的に、福祉に特化した観光を提供している観光地は少ない。だから長門市はそこに着眼するべきだと私は思っています。
そしてそれは、当然、市民に優しい町になるんです。
今後も、この視点を持って様々な事に取り組みたいと思います。
予算決算常任委員会に付託された、1億4309万8千円を増額する歳入歳出予算及び地方債補正の議案第1号令和3年度長門市一般会計補正予算(第4号)が審査され、賛成全員で可決すべきものと決定しました。
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