予算決算委員会での補正予算の内容を書きます。

議員活動
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6月23日に行われた予算決算委員会での補正予算の内容を書きます。

【新】宇津賀出張所トイレ改修事業 (油谷支所)  宇津賀出張所の機能移転に伴い、地域住民や観光客 の利便性を向上させる観点から、旧出張所トイレの扉 構造を改修するとともに、新型コロナウイルス感染症 対策として便器を洋式化する。

事業費 国・県 支出金
1,085,000円 1,085,000円

6/22のブログでも書きましたが、国のコロナ対策を使って和式トイレを洋式トイレとし、土日も市民や観光客に開放されます。清掃は宇津賀出張所の職員が行うそうです。

私としては、一番利用されるであろう地元高齢者の方々のために、トイレ内の手すりや緊急ブザーの設置をお願いしました。それに、コロナ対策として換気に関して、考慮すべきだと思いましたので、それも言い添えました。
住環境福祉コーディネーターの立場で言うと扉が内開きなのが気になりました。もし、人が中で倒れた場合、ドアの開閉ができなくなる可能性があり、救出が遅れるんです。皆さんもご自宅をリフォームする際はぜひ考慮してください。

光ファイバー網整備事業(企画政策課)  光ファイバー網全域整備の最終段階となる旧長門地 区の整備事業において、3期(青海島、渋木、真木、 俵山)・4期(深川、仙崎)の進捗、並びに国庫補助 事業の交付決定額が確定したことから、整備完了に向 けて全体事業費を精査の上、所要の予算を計上する。

全体事業費 国・県 支出金 市債 一般財源
373,276,000円 142,855,000円 230,400,000円 21,000円

工事内訳
3期 引込・宅内工事229,615,000
3期 伝送路撤去工事86,947,000
4期 宅内(インターネット接続)工事等56,714,000

大きな予算ですが、予定を繰り上げて工事が早まっています。これが最後の関係予算になるそうです。

ケーブルテレビ施設維持管理費(企画政策課)  電力系・通信系電柱の支障移転に伴い、その電柱に共架している伝送路設備を架け替えることとなるが、 当初の想定を上回る支障移転が生じたため、追加で必 要な予算を計上する。

事業費 一般財源
10,035,000円 10,035,000円

光ファイバー工事では想定以上に状態の悪い電柱があったりしたようです。
前もって、市内全ての電柱を点検してから予算を組むのではなく、過去のデーターや電柱の数、ケーブルの長さなどの概算で予算を組んでいて、今回のこの予算は想定外だったようです。

 

減債基金積立金(財政課)庁舎建設基金の残額について、一部を減債基金に積 み立てる。
・減債基金への積立額  庁舎建設費用に充てた合併特例債のうち、当初計画の30億円を超えて充当した市債に係る元利償還金のうち、交付税措置のない30%分に相当する額。

長門市庁舎建設基金残高(令和3年5月10日現在) 478,409,628 円の中から81,143,000円を減債基金積立金に積み立てます。

 

【新】公共施設維持補修等基金積立金(監理管財 課)庁舎建設基金の残額について、減債基金への積立額を除く全額を、公共施設維持補修等基金に積み立てる。

長門市庁舎建設基金残高(令和3年5月10日現在) 478,409,628 円の中から397,267,280 円長門市公共施設維持補修等基金に積み立てます。

 

【新】地域防災組織育成助成事業(防災危機管理 課)  (一財)自治総合センターが、宝くじの社会貢献広報事業として実施するコミュニティ助成事業を活用 し、自主防災活動に必要な防災資器材等の整備に補助 する。

宝くじの社会貢献広報事業なので、お金もすべて一般財団法人自治総合センターから出ます。田屋区防火隊の設備などに使用されます。
事業費は2,000,000円です。

【新】コミュニティ助成事業(市民活動推進課)  (一財)自治総合センターが、宝くじの社会貢献広報事業として実施するコミュニティ助成事業を活用 し、地域コミュニティ活動の促進を図るための備品整 備に補助する。

宝くじの社会貢献広報事業なので、お金もすべて一般財団法人自治総合センターから出ます。
事業費4,400,000円

正明市連合会 連合会備品整備 2,500,000
豊原自治会 コミュニティセンター備品整備 1,963,000

 

守り強化事業(子育て支援課)  新型コロナウイルス感染症の社会経済活動への影響 が長期化する中、子どもの見守り機会が減少し、児童虐待のリスクが高まっている。児童虐待の早期発見・ 対応や、孤立と貧困に苦しむ子育て家庭等に対する支援を早期に支援機関へつなげるため、市が見守りを必 要と認めた子ども(支援対象児童)等の居宅を訪問す るなど、状況の把握や食事の提供等を実施する民間団 体等を支援する。

○コロナ対策子どもの見守り強化事業補助金 3,872,000円

市内で子どもに対する宅食等の支援を行う民間団体等の食事の調整に係る経費、訪問(食事の配達)等に 係る経費、その他事務費。

この事業は8 月事業スタートで公募されます。
法人の縛りはないので、この事業への思いが公募の要件だそうです。
支援が必要な児童を30世帯、130 人と想定した予算です。
食材費や訪問経費、事務局人件費等を事業費として計上しています。

 

【新】子育て世帯生活支援特別給付金給付事業(ひ とり親世帯以外の低所得の子育て世帯分)(子育て 支援課)  新型コロナウイルス感染症の社会経済活動への影響 が長期化する中、低所得の子育て世帯(ひとり親世帯 を除く)に対し、食費等による支出の増加を踏まえた 生活支援を行うため、給付金を支給する。

○子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯 以外の低所得の子育て世帯分) 30,000,000円
○事務費 5,300,000

支給対象児童を約 500 人と見込み、それに家計急変者分として 100 人を加えた 600 人×5 万円で見込んでおります。
事務費 5,300, 000円の内訳については、下記のとおり見込んでおります。
時間外勤務手当 150, 000円
消耗品費 233,000円 (ファイルやコピー用紙代)
印刷製本費 100,000円 (封筒等の印刷代)
通信運搬費 185,000円 (郵便料)
手数料 90,000円 (口座振込手数料)
委託料 4,532,000円 (システム改修費)
使用料 10,000円 (パンフレット・申請書等の複写機使用料)

 

【新】新規就業者等産地拡大促進事業(農林水産 課)  新規就業者の受け入れに伴う生産拡大に向けた計画 に基づく機械・施設等の整備に対する支援を行う。

 

【拡】美しい農村再生支援事業(農林水産課)  長門市指定棚田地域振興活動計画に基づく農産物の 供給促進を目的として、指定棚田地域(東後畑・本 郷)の生産物のマーケティング調査を行う。併せて地 域の情報発信を行うことにより、認知度の向上や販路 開拓等による販売促進、商品の高付加価値化を図る。

 

コロナに負けない農業経営実践加速事業(農林水産 課)  新型コロナウイルス感染症対策を行うことで新たに 発生する人手不足等の解消を目指すプランの作成を支 援するほか、プランに基づく省人化や接触機会減少に 向けたスマート農機等の導入を支援する。

 

がんばる中小事業者応援給付金(産業戦略課)  新型コロナウイルス感染症の社会経済活動への影響 が長期化する中、中小事業者の事業継続意欲の保持と 雇用の維持を図る。令和2年度3月補正予算において 措置した件数を上回る申請が見込まれることから、所要の補正を行う。

〇がんばる中小事業者応援 給付金36,000,000円
〇手数料  27,000円

対象者:令和2年の事業売上が令和元年と比較して20%以上減少している市内全ての事業者
給付額:1事業所あたり150,000円     (2事業所以上は300,000円まで)

 

中小事業者サポート事業(産業戦略課)  新型コロナウイルス感染症の社会経済活動への影響 が長期化する中、新たな分野への展開や業態転換等の事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援する。令和2年度3月補正予算において措置した件数を 上回る申請が見込まれることから、所要の補正を行う。

〇中小企業等事業再構築促進事業費補助金 80,000, 000円

内 容:国の事業を活用し、新分野展開や業態転換、事業・業種転換等の取組に係る経費について嵩上げ補助し、事業者負担を軽減する。
対象者:国の「中小企業事業再構築促進事業」に取り組む市内事業者
補助率:対象経費の1/6(上限15,000,000円)

 

ルネッサながと管理運営事業(観光政策課)  ルネッサながとの防災受信機は、設置後20年経過 し、不安定な動きをすることが頻発している。消防法 の規定により適切に設置・維持することが義務付けら れているため、県と協調して新たな防災受信機を設置 する。

 

【新】社会資本整備総合交付金事業(都市建設課) ○八ツ面江良線道路改良事業 22,500

 

【拡】成人式開催事業(生涯学習・文化財課)  成人式は、市として成人者をお祝いするという一生 に一度の特別な場であり、成人式参加対象者に関わる 方も多いことから、県外に居住する方に安心して帰省 し、出席していただくため、新型コロナウイルス感染 症の検査(PCR検査)に係る費用を補助する。

8月15日に長門市で行われる成人式に出席したい県外の新成人が、帰省前に受けたPCR検査料を補助する事業。総事業費 6,143,000円(補助率10/10、ひとり上限25,000円)

この事業に関しては、他の議員からも県内の新成人の対象にしてはどうかと意見があった。
私もそう思った。そもそも県外からの帰省組は50%の人数と見込んでいるのに、予算は100%の人数で試算されているのだから、全員検査にしてもいいと思った。

ところが県内で任意でPCR検査をしてくれる施設が5つしかないから無理だということだが、県立高校は全員をキットで検査したし、「安心安全」の旗印のオリンピックで使われるのは抗原定量検査なのだから、せめて県内の新生児はそちらを使うとか方法は考えればあるんじゃないかと思う。

そして、成人式開催に関わる色々な関係者の検査体制や安全対策も、もっと必要な気がした。

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