サテライト102

日常
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私は[サテライト102]というパブリックハウスを経営しています。

もともとは両親が経営していました。1970年から店名は変わりましたが、長門市の駅北口で51年間営業しています。

両親から私にバトンタッチしたのは5年前です。
閉店しようと片付けながらバトルに書いてあるお客様の名前を見ているうちに、(私がやってみよう)と思い、[サテライト101]という店名を[サテライト102]にしてリニューアルオープンしました。

女性が安心して楽しめるお店にしたいと思い、白いシャツにソムリエエプロンを制服にして、1人ではじめました。

最初は『こんな店、長門じゃ流行らない』とか『ホステスはいないのなら帰る』とか色々言われましたが、このお店を楽しんでくれる人が必ずいるはずだと信じて、あれこれ思いつくアイデアを試しながらやってきました。

3年目になる頃には、20代のお客様が増え、女性のお客様も増えました。なんとか目指していた店に近づきはじめた頃、コロナウィルスがやってきました。

今は市外からのお客様をお断りし、金曜日と土曜日に営業しています。何度か閉店を考えましたが、51年の歴史を閉じるのは簡単ではありません。お客様の笑顔が私を踏みとどまらせています。
このお店でカウンター越しに様々な人生に触れさせて頂きました。
色んな方が、それぞれの人生を精一杯生きていらっしゃるんです。そんな人たちを支えたいと思って接客をしてきました。

私が物心ついた時から私の人生の真ん中にあったこのお店をいつまで守れるかは分かりませんが、ギリギリまで頑張っていこうと思っています。

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